乾燥肌と保湿剤について②
今回は当院で処方している主な保湿剤についてご説明させて頂きます。
●保湿剤の種類
皮膚科で処方している保湿剤は主に以下の種類に分かれています。
保湿剤名 | 成分 | 効果・効能 |
ワセリン | アルカン(精製した石油) | 皮膚表面を保護し水分の蒸発を防ぎます。 |
プロペト | ワセリン | ワセリンの純度を高くしたもので、赤ちゃんや炎症の出ている部分にも刺激が少なく安心して使用できるのが特徴です。 |
ヒルドイド | ヘパリン類似物質等 | クリーム、ローション、軟膏タイプがあり、血行を促進する効果もあるので傷跡の治療にも使います。 |
ケラチナミンパスタロンウレパール | 尿素、白色ワセリン等 | クリーム、ローション、軟膏タイプがあり古い角質を除去し角質層の水分維持を助けます。 |
●乾燥肌を避けるために
症状の悪化防止には生活習慣や日頃のケアが大切です。
・入浴時、熱い湯や長時間の入浴を避ける
・ナイロンタオル等で体を強く洗わない
・入浴後5分以内に保湿剤を塗布する
・加湿器等で部屋の湿度を適度に保つ
早めの治療開始により症状の悪化を防ぐ事ができます。
気になる方は一度当院へお越しください。
2021年1月29日