低温やけどにご注意を!③
低温やけどになりやすい人とは
低温やけどは、体温より少し高い位の熱を持つものに長時間当たり続けることが原因なので
自分で体温をコントロールできなかったり、熱さを感じにくい以下のような人がなりやすいといわれているため、注意が必要です。
○皮膚の薄い高齢者
○寝返りができない乳児
○知覚や運動能力に麻痺のある方
○糖尿病などで手足の循環が悪い方
○泥酔している方
○体の感覚が鈍くなっている方
低温やけどを負ってしまったら
低温やけどで肌がヒリヒリしたり皮膚の奥が痛んだりするときは、少しでも早い応急処置が肝心です。
★常温の水道水などの流水で患部を10~30分程度冷やしましょう。
衣服を脱がせない場合は、衣服の上から流水をかけましょう。
★水ぶくれはなるべく触らないようにしましょう。
低温やけどでは、民間療法や自己判断ではなかなか治しにくいやけどです。
見た目は軽症でも皮膚の深部まで熱が伝わっているためひどいやけど状態になっており、
間違った処置をしたり、放置してしまうことで、重症化したり感染症にかかってしまうこともあります。
早めに医療機関を受診しましょう。
2022年3月4日