癜風について
癜風(でんぷう)はマラセチア菌という常在菌のカビに感染して起こる病気です。
胸やお腹、背中など体幹部に出ることが多いですが、腕や首などにもみられることがあります。
発汗が増えてくる春~夏にかけてみられ、比較的若い方、汗っかきの方、脂性肌の方に多いといわれています。
皮膚表面に丸い発疹ができて少しカサカサしているのが特徴で、色は黒~褐色のものや白っぽく色素が抜けるものがあります。
皮膚の表面をこすり、顕微鏡で検査をして診断を行います。
治療は抗真菌薬を外用し、約2週間ほどで治癒することが多いですが、色素脱失など色素異常が治るまで時間がかかることがあります。
マラセチア菌は常在菌の一種なので、毎年繰り返す方もいらっしゃいます。早めにご相談ください。
2022年12月9日