アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは

「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり患者さんの多くはアトピー素因を持つ」と定義されます。つまり、「かゆい皮膚炎が繰り返し出てくる皮膚病で、体質が関係する病気」です。80〜90%の方は乳児の頃、特に生後2〜6ヶ月の間に皮膚炎が出始め、成長するにつれ自然に治っていきますが、ここ数年なかなか治りきらない患者さんが増えています。

アトピー性皮膚炎は増加している

アトピー性皮膚炎は以下の3項目を組み合わせて治療していきます。

1.薬物療法
■ステロイド外用薬
アトピー性皮膚炎治療の基本はステロイド外用薬を使うことです。皮膚の炎症を抑えるにはステロイド治療薬に勝るものはありません。皮膚炎の部位や炎症の強さに応じ、ステロイドの種類や塗布回数を調節します。ステロイドを塗ったことで、皮膚が黒くなることはありません。

◎お薬の塗り方や副作用・注意点については、診察や処置の際に詳しくご説明しています。気になる点はお気軽にご相談下さい。

■内服薬
かゆみに合わせて、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などを使います。

■プロトピック軟膏
プロトピックは中等度のステロイドと同等の効果があり、長期使用でも皮膚萎縮は生じずステロイドより副作用が少ないのが特徴です。特に、顔と首の皮膚炎に適しています。

参考)ステロイドはこわい?-副作用について-
1980年代に副作用の少ないステロイド外用薬が多数開発され、アトピー性皮膚炎治療に広く使われてきました。ところが、「副作用が少ないステロイド外用薬」も漫然と長期に使われ続けた結果、皮膚萎縮や赤い顔など、ステロイドの副作用が多くの患者さんで出てしまいました。このような歴史から、「ステロイドはこわい」という考えが全国的に広まったのです。しかし、ステロイド外用薬は決して「こわい薬」ではありません。正しい使い方をすれば副作用はほとんど起こりません。自己流ではなく専門医の指導のもと、正しく使用しましょう。

2.スキンケア
■皮膚を清潔に
汗や唾液はアトピー性皮膚炎の悪化原因です。毎日入浴し、「皮膚炎部位も含めて全身を優しく洗う」ことがスキンケアの基本です。

■乾燥には保湿剤
乾燥した皮膚では皮膚バリア機能が低下し、外界のいろいろな刺激物の影響で皮膚炎が悪化してしまいます。症状が落ち着いてる時でも、皮膚が乾燥しないよう保湿剤はきちんと継続しましょう。

3.悪化因子の検索と対策
皮膚からの悪化因子として、空調による乾燥、ハウスダストや花粉などの環境アレルゲン、せっけん・洗剤のすすぎ残しなど、口からの悪化因子としては食物、内服薬などがあげられます。その他、ストレス・生活リズムの乱れなども悪化因子となります。また、血液検査でのアレルギーチェックも参考になります。

まずはご相談下さい

ステロイドはこわいという考えから、ステロイドを使わない治療や営利を目的とした民間療法などで漫然と治療を続け、皮膚炎がますます悪化してしまった患者さんが多くいらっしゃいます。また、アトピー性皮膚炎には魚麟癬やとびひ・かぶれ・アトピー性白内障や網膜剥離など、様々な合併症もあります。正しい薬の使い方で早期に皮膚炎を抑えることが大切です。まずは当院にご相談下さい。

2017年11月1日

診療時間・アクセス

〒154-0017
東京都世田谷区世田谷4-9-7 MIYABI 1階
東急世田谷線「世田谷駅」徒歩0分

診療のお問い合わせは03-5450-3511。
診療時間・アクセス
診療時間
診療時間
09:30~12:30 診療 診療 診療 診療 診療 診療 診療
15:00~18:30 診療 診療 診療 診療 診療    

※受付は診療開始時刻の15分前より開始いたします。
※祝日休診

ページのTOPへ移動します。