パッチテストについて
〇パッチテストとは〇
接触皮膚炎などでおこる「かぶれ」のアレルギー原因を調べるための検査です。主なものでは、シャンプーや化粧品・ヘアダイなどに使われる香料や樹脂・ゴムなどに対するアレルギーを調べます。試薬のついたシールを皮膚に貼付し、48時間後・72時間後の皮膚状態を診ます。
〇検査の流れ〇
【初回】 パッチテストご希望の方は受付にてお申し出ください。医師の問診後に検査の流れを説明し、検査日の予約をお取りします。
【1日目】予約の日時にご来院ください。医師が貼付部位の状態を確認し、試薬のついたパッチを貼付します(当院では背部に貼付します)。貼付後のシャワー・入浴・運動は禁止です。
【2日目】来院の必要はありませんが、引き続きシャワー・入浴・運動は禁止です。
【3日目】予約の日時にご来院ください。別室にてパッチを剥がし、30~60分後の状態を医師が診察します。シャワー・入浴・運動が可能になります。
【4日目】検査結果をご説明します。医師の指示がなければ通院は終了です。必要に応じて検査の1週間後に来院が必要な場合があります。
〇注意事項〇
・予約制のため初診日に検査を受けることはできません。
・決められた日にちに通院して頂く必要がある為、初回診察後に1日目と3日目の予約をお取りください。(4日目は予約なしの来院)
・検査結果に影響が出てしまうため、パッチをはがす48時間後までシャワーや入浴・運動はできません。
・汗をかきやすい6月~9月は検査をお休みしています。
※当院で行っているパッチテストに金属アレルギーは含まれておりません。
気になる方はお気軽にご相談ください♪
2018年3月23日アレルギー検査について
アレルギー疾患をもつ方は年々増加しているといわれています。
アレルギー疾患はアレルギーの原因と考えられる物質を見つけ出し、対策をしていくことが重要です。今回は当院で行っているアレルギー検査についてご説明します。
〇アレルギー検査の主な項目〇
・花粉のアレルゲン(樹木・雑草)
・ハウスダスト、ダニ、カビ、動物、職業性アレルゲン
・食餌性アレルゲン
・薬品、寄生虫、昆虫
・マルチアレルゲン
〇当院でのアレルギー検査〇
・血液検査
予約は必要なく、受付または診察時にお伝えいただければその日に検査をすることが可能です。
検査項目はオーダーシートの中から最大13項目を選んでいただきます。1回につき4~5mlの血液を採取します。
何が原因か分からない場合には、アレルギー頻度の高い項目をまとめたセットもあります。
検査結果が出るまで1週間ほどかかりますので、その頃にもう一度受診していただき、検査結果をお伝えします。
原因が分からず症状を抱える方にとってはとてもストレスとなります。アレルギー検査で、症状の原因を詳しく調べることで日々の生活の対策にも繋がります。
悩んでいる症状などありましたら、お気軽にご相談下さい♪
2018年3月19日紫外線②
地表へと届く紫外線は波長の長さによってUVAとUVBに分類されます。
UVA:肌表面のバリア機能を通り抜けて真皮に達するため、肌の弾力低下やしわなど、肌の老化を引き起こす原因となります。
UVB:皮膚表面にダメージを与え肌が赤くなる炎症(日焼け)、しみ、皮膚がんなどの原因となります。
日焼け止めを購入する際によく目にするSPF値PA値ですが、SPF値はUVBをPA値はUVAを防ぐ効果を表しています。多くの方は日焼け止めを選択する際にSPF値を基準にすることが多いと言われていますがPA値にも注目して購入されることをお勧めします。また値が高い日焼け止めでもその効果が持続するわけではなくこまめに塗りなおすことによってより効果が持続すると言われています。
当院ではセルニューUVクリーム SPF50+ PA++++をお取り扱いしております。UVAがお肌に与える影響に着目し、日本国内でのSPF値PA値ともに最大値でありながら石けんで落とせるため日常使いにとても使いやすいです。
気になる方はぜひスタッフまでお声掛けください。
2018年3月16日紫外線対策①
暖かいぽかぽか陽気になってきました。お外で過ごす時間も長くなってくるでしょうか。
お出かけで気になってくるのが紫外線です。紫外線対策は7月~8月の真夏を重要視される方も多いかと思いますが、紫外線は1年を通して地表へと届いています。
昨年で言えば3月より徐々に増え始め7月にピークを迎えており、5月が8月を上回る結果になっています。日差しの強い夏場は紫外線に対する意識も高まりますが、1年を通した紫外線対策が大切です。
(気象庁 HPより引用)
紫外線を浴びることによって肌にしみやしわといった老化現象が生じますが、これを「光老化」と言います。お肌の老化は加齢よりもこの光老化による要因のほうが大きいことがわかってきており、紫外線対策はお肌の老化防止において必須であると言えます。
引き続き次回も紫外線についてお話したいと思います。
2018年3月12日花粉皮膚炎について
スギ花粉が本格的に飛散して花粉症にお悩みの方が多いのではないでしょうか。花粉症と言えばくしゃみや鼻づまり、目の痒みのイメージが強いと思いますが、実は皮膚炎の症状もあるのです。アレルゲンとなる花粉が皮膚に付着することで肌がかぶれて痒くなったり、炎症を起こすのが「花粉皮膚炎」です。
〇花粉皮膚炎の症状とは〇
・かゆみ
・赤く腫れぼったい
・赤いポツポツ
・カサカサする
特に目の周り、顔や首など露出しているところに上記のような症状が出やすく、目の痒みや鼻水の症状がなくても発症することがあります。
〇花粉皮膚炎を予防するために〇
・お風呂上り、洗顔後はもちろん外出時の保湿
・衣類による皮膚の保護
・外出後、家の中に入る前に軽く払って花粉を落とし、家の中に持ち込まない
どうしても空気に触れてしまうお顔はすぐに洗顔することが効果的です。一番効果的なのはすぐにお風呂に入り、頭から花粉を除去することです。
今年は前シーズンの2倍の花粉量と言われています。花粉皮膚炎や花粉症を今年から発症してしまうかたも多いと思います。まずはしっかり予防をし、発症しても早めに対処することで症状を軽くさせることができますのでお早めにご相談下さい。
帯状疱疹の予防接種について
日中の気温が少しずつ暖かくなってまいりました。季節の変わり目に体調を崩してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時期に多くなる疾患の一つは「帯状疱疹」です。
〇帯状疱疹とは〇
過去にかかった水ぼうそうのウィルスが体内の神経節に潜んでいます。加齢やストレス、過労などが引き金となり免疫力が低下すると潜んでいたウィルスが再び活動をはじめ、神経を伝わって皮膚に到着し帯状疱疹として発症します。誰でもかかる可能性がありますが、50歳から発症率が高くなります。皮疹が治っても、ピリピリとするような痛みが持続することがあります。これを「帯状疱疹後神経痛」といいます。高齢の方は帯状疱疹後神経痛が残る可能性が高いため、注意が必要です。
〇帯状疱疹の予防接種とは〇
帯状疱疹の発症率を下げるためにはワクチンの接種が有効です。50歳以上の方を対象に予防接種を受けることができます。”大事な時期だから帯状疱疹にかかりたくない””神経痛になりたくない…”そんな方はぜひ一度ご相談ください!!
2018年3月6日小じわ②
本日はしわ治療について当院で行っている治療法をご案内いたします☆
当院でできる治療法
〇トレチノインクリーム〇
線維芽細胞を活性化し、膠原線維(コラーゲン)、弾性線維(エラスチン)、ヒアルロン酸の産生を促します。
〇ケミカルピーリング(当院にて施術をさせていただいています)〇
サルチル酸マクロゴールという薬品をお肌に塗布し、古くなった角質や表皮を取り去る治療法です。
角質層がはがれることのよって新しい皮膚の再生が促されます。
小じわの治療は自費にて診察させていただいています。
皮膚科専門医による効果的な治療法をご案内致します。
いつでもご相談ください☆
2018年2月23日
小じわ①
小じわの原因とは…?
〇紫外線〇
皮膚の張りは真皮にある膠原線維(コラーゲン線維・・・皮膚の表面を支え、皮膚の張りを保っています)と弾性線維(エラスチン・・・ゴムのようなもので皮膚の張りを強化・維持しています)の2種類の線維系が主に担っています。これらが紫外線のダメージを受け膠原線維や弾性線維が変性・減少をすると皮膚の弾力を失ってたるみ・しわとなります。
〇乾燥〇
肌の水分や皮脂の量が不足すると必要な水分を保つ力が弱まります。肌の乾燥は進んで硬くなり、剥がれ落ちない角質が重なることで角質が厚くなります。余分な角質が重なることで新しい肌が出てこられずターンオーバーの周期は乱れ皮膚表面の柔軟さが失われしわとなります。
〇加齢〇
加齢によるターンオーバー周期の乱れ、膠原線維・弾性線維の変性・減少、表情筋の収縮、女性ホルモンの低下がしわをできやすくします。
その他にも小じわの原因は多数存在します。
・栄養バランスの悪い食生活
・喫煙や過剰な飲酒
・睡眠不足
・間違ったスキンケア
☆次回は当院でできる治療法をご案内いたします☆
2018年2月19日花粉症治療はお早めに!
まだまだ寒い日が続きますが、花粉が本格的に飛び始める季節になりました。花粉は1年を通して何らかの種類が飛散していますが、スギ花粉の舞う2月中旬から4月初旬は花粉症を発症する方が多い時期と言われています。
花粉症の主な症状は鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみがあります。鼻づまりは鼻の粘膜が腫れて空気が通れなるため、鼻水は鼻に入ってきた異物を外に洗い流すためと、それぞれ身体を異物から守るためなのですが、不快な症状が発生します。また、これらの症状は風邪とよく似ているため、自己判断で間違った薬を服用すると身体に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
花粉が原因と思ったら花粉の種類を特定し、それぞれの花粉に対し抗体のレベルがどの程度なのかを知ることができるアレルギー検査はより効果的な治療を行うために有効です。少しでも思い当たる症状のある方はぜひ一度ご相談ください。自分に合った薬の服用で症状を軽減させ、つらいこの時期を上手に乗り切りましょう!!
2018年2月16日
皮脂欠乏性湿疹に注意しましょう!③
~日常で心がけることは?~
・保湿剤、外用剤を正しく使いましょう!…保湿剤、かゆみや湿疹を抑える外用剤や、内服薬があります。指示を守り、正しく使いましょう。
・ゴシゴシ洗わない…皮脂(油分)を落とし過ぎないことが大切です。お風呂に長く入りすぎたり、ナイロンタオルなどを使ってゴシゴシ洗いすぎないようにしましょう。
・皮膚の潤いを保ちましょう…保湿剤や、ボディクリームなどで保湿を行いましょう。特にお風呂上りが効果的です。
・部屋の乾燥に注意…空気が乾燥すると皮膚の乾燥やかゆみもひどくなります。加湿器などを使って湿度を保ちましょう。
・掻かないことが大切!…掻くと症状がひどくなるので、できるだけ掻かないように努めましょう。
・刺激の少ない肌着に…皮膚を刺激するとかゆみがひどくなります。皮膚に直接触れるものは木綿など、ソフトな素材を選びましょう。
かゆみや痛みがある場合はすぐに皮膚科を受診しましょう!
2018年2月12日