吸収率を高めたビタミンCサプリメントを導入致します
ビタミンCはサプリメントで補給しても吸収されにくく、多くが体外に排出されてしまうという特徴があります。
さらに摂取量が増えれば増えるほど、反して吸収量が減ってしまうのです。そこで当院では吸収率を高めたリポカプセルビタミンCを導入いたします。
[Lypo-Cとは]
Lypo-C(リポ・カプセル ビタミンC)は、吸収率にこだわった国内製造のリポソーム化された液状のビタミンCサプリメントです。
ビタミンCは美容や健康を維持する為には不可欠な栄養素です。そんな優れた栄養素であるビタミンCは、体外へ排出されやすい特徴を持っているため、摂取量より「吸収・浸透量」が大切と言われています。
Lypo-Cは、ビタミンCの吸収率にこだわり、ビタミンCを“リポソーム化”することで、体内利用効率を高めることを目指して開発されました。
リポカプセルビタミンCは、リポソーム化されているため体内利用率98%と高い吸収率が期待できます
■ビタミン Cの特徴とは?
ビタミンCは、体の中の様々な働きに関わっている栄養素です。
美容や健康のコンディションを維持する上で不可欠です。
しかし人間はビタミンCを生成できません。
それでいてビタミンCは、多忙な日々を送っていたり、乱れた生活習慣や食習慣によって通常より消費されてしまうことがわかっています。
ストレスが多い方は、そうでない方と比べて8倍ものビタミンCを消費しているとも言われています。
ビタミンCの消費が多くなる習慣がある人はもちろん、そうでない人も、こまめにビタミンCを補給することが必要です。
■リポカプセルビタミンCの期待できる効果は?
〇疲労回復
〇美白効果
〇抗酸化作用
〇コラーゲンの生成促進
〇免疫力アップ
〇ニキビ・肌荒れ予防
〇貧血改善・貧血予防
など、たくさんの効果がありさまざまな方にオススメです。
・薄毛の方
・アルコールをよく飲まれる方
・喫煙している方
・ストレスが多い方
・疲労がたまっている方
・ニキビができやすい方
・美肌を目指したい方
は、ぜひお試し頂きたいです。
■飲み方は?
まずは1日3包でお試しいただき効果を実感頂きたいです。その後はライフスタイルに合わせて1日1~3包で調整ください。
飲む時間はいつでも大丈夫ですが、リポソームの特性上、より効果的なのは空腹時です。
ハードな予定のある日は早朝に、紫外線への備えには外出前に、疲れや不調を感じた日は夜に、と体調に合わせてお飲みください。
1箱(30包入り)¥7,700 2箱¥15,000 3箱¥21,000
ぜひお気軽にスタッフまでご相談ください。
2021年12月1日コインのような湿疹について①
季節外れの流行の恐れ?!手足口病について
手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
毎年、夏を中心として発生し、7月下旬に流行のピークを迎えます。
しかし2021年は9月頃から徐々に感染者数増加の傾向もみられており、季節はずれの流行の恐れがあり注意が必要です。
手足口病は、ほとんどの場合、軽症で治りますが、急性髄膜炎の合併が時に見られ、稀であるが急性脳炎を生ずることもあり、
なかでもEV71は中枢神経系合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られています。
大人にうつると重症化するケースが多くみられ、40度近い発熱、口の中に口内炎が多数できご飯を食べることが出来なくなったり、また手や足の爪が剥がれ落ちてしまう症状も報告されています。
症状は?
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。
口のなかの水疱がやぶれて口内炎になると痛みがでて、食事や水分がとりにくくなり、脱水症状を起こすことがあります。
発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。
ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。
原因は?
病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。
潜伏期間は、3~5日です。
治療方法は?
手足口病にはワクチンはなく、特別な治療方法はありません。症状に応じた対処療法となります。
水疱がジュクジュクしていたりかゆみが強い時などは皮膚科に受診することをおすすめいたします。
子供の場合、掻きむしることで「とびひ」になってしまう可能性もあるため皮膚症状が出現した際は受診しましょう。
また、痒みや水疱があっても手足口病ではないこともございます。まずは受診して医師による適切な診断を受けてから治療を開始しましょう。
2021年11月22日
アトピー性皮膚炎②
今回はアトピー性皮膚炎の治療方法についてお話します。
治療の最終目標(ゴール)は,症状がないか,あっても軽微で,日常生活に支障がなく,薬物療法もあまり必要としない状態に到達し,それを維持することです。また日常生活に支障をきたすような急な悪化がおこらない状態を維持することを目標とします。
アトピー性皮膚炎の治療方法は,その症状にあわせて,①薬物療法(炎症とかゆみの改善)②スキンケア(保湿剤によるバリア機能の回復),③悪化要因をさける(日常生活の見直し),の 3 点 が基本になります。これらはいずれも重要となります。患者様それぞれの症状の程度や背景などを考慮して組み合わせます。
薬での治療はまず炎症をしっかりと抑えることが大切です。ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏、昨年より外用ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬という塗り薬があります。またかゆみの治療には原因の化学物質の働きを抑える内服の抗ヒスタミン薬などが使われます。
2021年11月12日アトピー性皮膚炎①
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が身体のさまざまな部分にでき、増悪と軽快を繰り返す疾患です。
体質的な要因(アレルギーを起こしやすい、皮膚のバリア機能に異常がある)と外部からの刺激(ダニ、化学物質、汗など)が重なり、免疫が過剰に反応することで起こると考えられています。
アトピー性皮膚炎の患者さんは1996年に約36万人といわれていましたが、2017年には約45万人となり、約11年間で9万人近く増加しています。
季節の変わり目では花粉や汗、乾燥による影響やストレスが重なり悪化される方もいらっしゃいます。
またアトピー性皮膚炎ではかくことで皮膚が弱くなると更にかゆみが増すことがあります。強くかいてしまうことで、皮膚のバリア機能が低下し、湿疹や炎症が悪化してしまいます。さらにかゆみが増し、またかいてしまうという悪循環になることもあります。しっかり治療して、この悪循環を避けることが大切です。
2021年10月29日
パッチテスト再開致します!!
〇パッチテストとは〇
接触皮膚炎などでおこる「かぶれ」のアレルギー原因を調べるための検査です。主なものでは、シャンプーや化粧品・ヘアダイなどに使われる香料や樹脂・ゴムなどに対するアレルギーを調べます。試薬のついたシールを皮膚に貼付し、48時間後・72時間後の皮膚状態を診ます。
〇検査の流れ〇
【初回】 パッチテストご希望の方は受付にてお申し出ください。医師の問診後に検査の流れを説明し、検査日の予約をお取りします。
【1日目】予約の日時にご来院ください。医師が貼付部位の状態を確認し、試薬のついたパッチを貼付します(当院では背部に貼付します)。貼付後のシャワー・入浴・運動は禁止です。
【2日目】来院の必要はありませんが、引き続きシャワー・入浴・運動は禁止です。
【3日目】予約の日時にご来院ください。別室にてパッチを剥がし、30~60分後の状態を医師が診察します。シャワー・入浴・運動が可能になります。
【4日目】検査結果をご説明します。医師の指示がなければ通院は終了です。必要に応じて検査の1週間後に来院が必要な場合があります。
〇注意事項〇
・予約制のため初診日に検査を受けることはできません。
・決められた日にちに通院して頂く必要がある為、初回診察後に1日目と3日目の予約をお取りください。(4日目は予約なしの来院)
※当院では検査は平日のみ行っているため、開始日が月曜または火曜日となります。
・検査結果に影響が出てしまうため、パッチをはがす48時間後までシャワーや入浴・運動はできません。
・汗をかきやすい6月~9月は検査をお休みしています。
当院で行っているパッチテストは22種類の試薬を一度に検査出来ます。
検査に含まれている金属はニッケル、クロム、金、コバルトのみになります。
2021年10月22日
肝斑・シミ・ニキビ痕等の治療薬について②
今回は当院でお取り扱いしている肝斑・シミ・ニキビ痕等の治療薬について外用薬のトレチノインとハイドロキノンクリームについてご説明させて頂きます。
●ハイドロキノンクリーム
イチゴやブルーベリー、コーヒーなどにも含まれる物質で、還元作用があり、コウジ酸やアルブチンの数10~100倍と言われる強い美白作用を持ちます。しみの原因であるメラニン色素の生成を阻止します。
●トレチノインクリーム
トレチノインの主成分トレチノイン酸は、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、皮膚表面の細胞のターンオーバーを加速する働きがあります。効果は非常に強く、さらにハイドロキノンと併用することで、新しくできる表皮の細胞がメラニンの少ない細胞になるため、トレチノインはハイドロキノンとの併用療法が推奨されています。
価格表
薬 | 用量 | 価格(全て税込) |
ハイドロキノン5%(顔用) | 5g | ¥2,500 |
ハイドロキノン7%(体用) | 10g | ¥5,000 |
トレチノイン0.05% | 3g | ¥1,950 |
トレチノイン0.1% | 3g | ¥2,520 |
トレチノイン0.2% | 3g | ¥3,240 |
診察料:初診¥1,500 再診:¥1,000
マスクを付ける機会の多い今だからこそ、シミ治療に取り組んでみてはいかがでしょうか。
気になる方は一度ご受診ください。
2021年10月15日肝斑・シミ・ニキビ痕等の治療薬について①
当院では、自費診療にて内服と外用薬による肝斑・シミ・ニキビ痕等の治療を行っております。今回は当院でお取り扱いしている肝斑・シミ・ニキビ痕等の治療薬についてそれぞれ詳しくご紹介させて頂きます。
●シナール(ビタミンC)
主成分であるアスコルビン酸とパントテン酸カルシウムを配合した複合型のビタミン剤のことをいいます。一般の診療科では、アスコルビン酸がビタミンCであることから、ビタミンCが足りていない方のビタミンCを補給する目的で処方をしています。
ビタミンCは生命を維持するのに欠かせない栄養素ですが、体内では作り出せないので外から摂取するしかありません。ビタミンCには、美肌に有効な働きがたくさんあります。
・活性酸素を分解して紫外線ダメージから皮膚細胞の遺伝子を守る
・皮脂分泌や加齢によるたるみで開いてしまった毛穴を小さくする
・ニキビなどの原因となるホルモン分泌を抑える
・お肌の水分量をコントロールするセラミドの合成を促し強化する
・コラーゲンの生成を促すことで肌の弾力を回復する
●トラネキサム酸
アミノ酸の一種で、「プラスミン」という酵素の働きを抑制する「抗プラスミン作用」を持ち、シミの元であるメラニン色素の生成や炎症を抑える効果があります。
●トコフェロールニコチン酸エステル
ビタミンEです。血管壁に直接作用し、血行を良くします。
価格表
薬 | 用量 | 価格(全て税込) |
シナール | 100錠 | ¥1,600 |
トラネキサム酸 | 250mg・100錠 | ¥1,600 |
トコフェロール | 100錠 | ¥1,400 |
診察料:初診¥1,500 再診:¥1,000
次回はハイドロキノンやトレチノインについて詳しくご説明させて頂きます。
2021年10月1日
秋の花粉症について2021③
花粉以外の秋のアレルゲンとして意外と知られていないのがハウスダストです。
ハウスダストとは室内にたまるホコリ(室内塵)のことで、ダニの死骸やフン、カビなどが含まれています。
ダニは夏に繁殖しますが、秋になると一斉に死んでしまいます。
このため、秋はダニの死骸やフンが増加・蓄積し、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎が増えるのです。
ここで秋花粉症の日常生活でできる対策法についてお話します。
①原因植物に近づかない
草原や川辺、土手など植物(特に雑草)が多く繁殖している場所を避けるようにしましょう。
②帰宅したら衣服の花粉をはらい落とす
家の中に花粉を持ち込まないように、髪の毛や衣服をはたいてから家に入りましょう。花粉症ブラシなども効果的です。
③部屋の掃除
こまめにカーペットについた、ダニ・ハウスダストの掃除をしたり、寝具の洗濯をしましょう。掃除の期間が空いてしまうと鼻炎がひどくなってしまうこともあります。掃除とともに除湿器を用いて室内の温度を上げないことも、ダニの減量に効果的です。
秋の花粉症について2021②
今回は秋花粉の中のブタクサ花粉についてお話します。
あまり知られていませんが、ブタクサ花粉症はスギ、イネ科、ヨモギに次いで4番目に多い花粉症です。
ブタクサ(豚草)
ブタクサはキク科の一年草で、明治初期に北アメリカから入ってきた外来種です。
繁殖力が強く、米軍の駐留基地周辺から全国的に広まったともいわれています。
北海道ではあまり見られませんが、本州・四国・九州の道端や公園、畑の周辺に多く生育しています。
茎の高さは30~100cm、8~10月頃に黄色い小さな花が集まって総(房)状に咲きます。
●スギ花粉とブタクサ花粉の違い
ブタクサ花粉症の特徴
ブタクサ花粉は粒子がとても小さく、スギ花粉の半分くらいの大きさしかありません。
踏まれたりして粉砕されるとさらに小さくなり、気管支や肺まで入り込みやすくなります。
そのためブタクサ花粉症は、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの鼻炎症状や目のかゆみに加えて、咳が出やすいことが特徴です。
時期的に夏カゼと勘違いされやすいのですが、熱がないのに乾いた咳が長引くときには、ブタクサ花粉症を疑いましょう。