夏にかかりやすいとびひについて③

とびひの注意点についてお話します。

治療・予防法

とびひかな?と思ったら病院へ
とびひは、病院での治療が必要です。放置していると感染が広がり、ひどいと全身に影響を及ぼすような重篤な病気に進展することもあるため、かならず医師の診察を受けましょう。

とびひになったら気をつけること
とびひになったら、まずは皮膚を清潔に保つことが大切です。また、とびひは感染力が強いため、病巣を広げたり、他の人にうつしてしまったりしないように、感染対策をとることが重要です。

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家庭での注意点

・患部を清潔に保つためにも、発熱などの症状が無い限りは毎日シャワーをしましょう。
兄弟姉妹がいる場合、浴槽を共有すると感染してしまうリスクがあるため、症状が出ている間は湯船の使用は避けてシャワーだけにしましょう。

・シャワーのときは、水ぶくれやかさぶたを擦ったりせず、石鹸の泡でやさしく洗いましょう。

・使用済みのタオルや衣類を介して感染することもあるので、家族間での共有は控えましょう。
ただし、洗濯については分けて洗う必要はなく、一緒で構いません。

・シャワー後は、浸出液や膿がまわりに付着するのを防ぐために、病院で処方された外用剤を塗ってから患部を清潔なガーゼで覆います。

 

保育園・学校での注意点

・とびひは、学校保健安全法という法律で「学校感染症第三種(その他の感染症)」に定められています。
そのため、登園・登校してもよいかどうかは、医師・園・学校と情報を共有し、相談して判断します。

・登園・登校する場合は、感染予防の処置として、患部を清潔なガーゼで覆う必要があります。
身体の接触や患部を触った手指を介して、他の子どもにうつってしまうことがあるので、子ども同士の触れ合いに注意しましょう。

・症状のある間は、プールに入ることはできません。
プールの水を介して他の人にうつることはありませんが、身体が触れることでうつるリスクがあります。

 

2021年6月25日

夏にかかりやすいとびひについて②

今回はとびひの症状についてお話していきます。

とびひには、幼児期に多い水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と、幅広い年代に発症する痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)の2つの種類があります。

 1.水疱性膿痂疹…黄色ブドウ球菌によって起きます。幼児期に多く、梅雨~夏場にかけて保育園などで集団発生することがあります。皮膚の中で繁殖した黄色ブドウ球菌が出す毒素によって、かゆみのある小さな水ぶくれができます。水ぶくれは数日で大きくなり、簡単に潰れてジュクジュクした傷になります。水ぶくれの中の浸出液には、たくさんの黄色ブドウ球菌が含まれており、これが引っ掻き傷やバリア機能の低下した皮膚に付着して、感染が広がっていきます。

 

2.痂皮性膿痂疹…主に溶連菌によって起きます。年齢や季節を問わず、突然発症します。はじめは小さな赤い腫れが次第に痛みのある膿疱(膿の入ったできもの)になり、さらにそこへ黄色味を帯びた厚い痂疲(かさぶた)ができます。炎症が強く、患部近くのリンパ節が腫れて痛んだり、発熱や頭痛、のどの痛みなどの全身症状が出たりすることもあります。

<とびひのタイプ別の特徴>
水ぶくれタイプ(水疱性膿痂疹) かさぶたタイプ(痂皮性膿痂疹)
原因となる主な菌 黄色ブドウ球菌 A群β溶血性レンサ球菌
特徴 ・虫刺されやあせもを掻きこわすことから始まることが多い
・かゆい
・水ぶくれができ、破れてただれる
・水ぶくれの液が触れた部分に広がる
・とびひの多くはこのタイプ
・小さな膿疱が多数でき、それが破れてただれ、かさぶたができる
・患部に腫れや痛みを伴うことがある
・のどの痛みや発熱などを伴うことがある
多い季節 夏季 季節を問わない
多い年齢 赤ちゃん・幼児 年齢を問わない(大人にも起こる)

 

2021年6月18日

夏にかかりやすいとびひについて①

こんにちは!
今回は夏場にかかりやすいとびひについてお話いたします。

「とびひ」は細菌による皮膚の感染症の俗名で、医学用語では伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。

ブドウ球菌などの細菌が、引っ掻き傷や、アトピー性皮膚炎などで肌のバリア機能が低下した箇所から侵入し、皮膚の表面にある表皮で繁殖することで発生します。

原因菌は、黄色ブドウ球菌もしくは溶血性連鎖球菌(溶連菌)です。潜伏期間はおよそ2~10日ですが、細菌の量や皮膚の状態によって様々です。

感染したところに水ぶくれ、びらんが発生し、浸出液が固まってかさぶたができます。

感染力が強く、患部に触れた手で他の部位を引っ掻いたりすると、火事の「飛び火」のように別の部位に症状が広がることから「とびひ」と呼ばれています。

「伝染性」という名の通り、手指を介した接触などによって他人に感染することがあります。

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2021年6月11日

初夏に注意したい紫外線

5月に入ると紫外線がピークを迎え、8月にかけて紫外線が肌に与えるダメージはとても大きいです。
UV-Aは波長が長いため、曇りや屋内でも影響を受けやすいのが特徴です。
UV-Bは屋外での日焼けの原因となりますので、初夏には特に注意が必要です。

日焼け止めを選ぶ際には、利用するシーンや季節に応じてSPFとPA数値を選ぶと良いでしょう。
UV-Aを防ぐのはのはPA数値。+〜++++で示され、増えるほどに防御効果が高くなります。
UV-Bを防ぐのはSPF数値。1~50までの数値で示され、数値が高いほど防御効果も比例して高くなっていきます。
SPF、PA数値が高いほど紫外線への防御効果は高いですが、肌への負担も大きいため、目的にあった日焼け止めクリームを選ぶようにしましょう。

また、初夏は皮脂や汗の分泌も増えるため、日焼け止めクリームを塗っても流れてしまうことも多いです。
朝に日焼け止めを塗ったからと油断していると、汗などで流れてしまい効果が発揮されない場合もあるので、長時間外出するときにはこまめに塗り直すことをおすすめします。

当院ではセルニュープラスのUVクリームを取り扱っております。

石鹸で落とせるタイプで敏感肌の方にもお使いいただけます。

サンプルも準備しておりますので一度お試し頂いてから購入可能です。

uv 税込み 3300円

2021年6月4日

ニキビ(ざ瘡)について②

当院で行っているニキビ治療についてご説明いたします。

〈保険診療〉

① 塗り薬による治療毛穴のつまりをとる作用のある塗り薬や炎症やアクネ菌の増殖を抑える塗り薬で治療をしていきます。

② 内服治療…ニキビの原因菌を殺す作用のある抗菌薬の内服や、ビタミン剤で皮脂のコントロールやニキビ跡の色素沈着を改善します。

※毛穴のつまりをとる作用が含まれている塗り薬は副作用をよく理解して使用しましょう。

主な副作用は乾燥、ヒリヒリ感、かゆみやかぶれ、赤みなどです。これらの症状は使い始めてから数週間で軽快していきます。

 

当院で配布している塗り薬のパンフレット

 

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当院では自費診療でもニキビ肌の改善ができです。

 

〈自費診療〉

ニキビ石鹸…肌のターンオーバーをサポートし毛穴の汚れや過剰な皮脂を洗い流すスキンピールバー

という石鹸がございます。乾燥肌や敏感肌など肌のタイプに合わせて3種類ご用意してあります。小さい

サイズで1個250円からご購入できます。スタッフも使用しているので気になった方はスタッフまでお声掛けください♪

また、サンプルでNOVのアクネシリーズもございます。

いずれもノンコメドジェニックテスト済み・オイルフリー処方となっておりますので、安心してお試しいただけます(*^^*)

 

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2021年5月28日

ニキビ(ざ瘡)について①

日頃から私たちがニキビと呼んでいるこの症状、じつは尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。

顔や胸、背中などによくできる赤いプツプツ、ニキビは、毛包(毛の根元にある袋状の部分)や皮脂腺が炎症を起こしている状態です。
ニキビのできる原因は主に以下3点などが挙げられます。

1、過剰な皮脂の分泌

2、毛穴の出口が角化してつまる

3、ニキビ菌の繁殖

 

大きくニキビといっても、進行状況から4つの種類に分けられます。

 

〇白ニキビ〇

毛穴に皮脂が詰まって、その皮脂が透けて見える状態です。たまった皮脂は徐々に硬くなり塊のようになります。この時点ではニキビ菌の繁殖はありません。気になって無理につぶしてしまうと、雑菌が入り、症状を悪化させてしまう可能性があります。

〇黒ニキビ〇

白ニキビの毛穴が開いた状態です。皮脂は空気に触れると酸化して黒く変色するため、黒ニキビと言われています。鼻の頭にできることが多くいちご鼻とも呼ばれています。黒ニキビも無理につぶしてしまうとかえって毛穴を広げてしまうことがあります。

〇赤ニキビ〇

ニキビ菌によって毛穴やその周りに炎症が起きている状態です。これはニキビ菌が増殖し、そこからできる毒素に対して体の免疫反応が活性化しているためです。熱を持ったり、痛み、腫れをともないます。

〇黄ニキビ〇

赤ニキビの炎症が続くと、毛穴の中に「」を持ち、黄色くなります。あまりにも炎症が強いため、肌の表面だけでなく、奥深くまで細胞を壊してしまいます。そのため黄ニキビが治っても色素沈着やクレーターとして残ってしまうこともあるので早めに対処が必要です。

 

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2021年5月14日

蕁麻疹について ②

前回に引き続き、蕁麻疹についてのお話です。

今回は治療についてお話していきます。
蕁麻疹の治療には二種類方法があります。

《薬物療法》

第2世代の抗ヒスタミン薬が主体です。症状が出ているときはもちろん、すでに蕁麻疹が消失している場合でも、再発や悪化を予防するため内服します。抗ヒスタミン薬は眠気を誘発することがあるため、副作用の少ない薬剤が選択される場合もあります。

抗ヒスタミン薬で症状が抑えられない場合には、H2拮抗薬やステロイドなどを使用することもあります。これらの治療でもコントロールができない場合は、免疫抑制剤が使用されることもあります。

《原因除去》

再発しないよう、原因となる刺激誘因を避けるようにします。ある特定の食物や薬剤などが原因と判明すれば、これらを摂取(もしくは接触)しないようにします。

日頃から規則正しい生活、十分な休養と睡眠をとり、新鮮で添加物の少ない食事を心がけてください。

蕁麻疹がでているときは、運動や熱い風呂への入浴は避け、涼しいところで安静にするのが大事です。

また、蕁麻疹が出ているところを保冷剤や氷で冷やすと楽になります

蕁麻疹かなと思ったら、すぐにお近くの皮膚科をご受診ください。

痒い

 

2021年4月30日

蕁麻疹について ①

みなさまこんにちは。

今日は蕁麻疹についてお話していきます。

 

【蕁麻疹とは?】

蕁麻疹とは、皮膚の一部に膨疹(ぼうしん)と呼ばれる少し膨らんだ発疹が現れる病気を指します。蕁麻疹の膨疹には、痒みがあります。

原因の特定できない特発性が多いのですが、食物やストレスをきっかけに発症するものもあります。

多くの場合、数時間で個疹は消失します。症状は数日中に軽快する場合が多いですが、なかには慢性的に経過することもあります。

蕁麻疹は、アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤なアレルギー反応として現れることもあります。これは命に関わることもあるため、早急に医療機関を受診して迅速な対応が求められます。

 

【蕁麻疹の原因は?】

 

蕁麻疹は、「アレルギー性」と「非アレルギー性」の2つにわけることができます。

どちらもヒスタミンという物質が関わるという点では同じです。大きな違いは抗体という体を守る免疫が関わっているかという点です。

 

・アレルギー性

アレルギー性の蕁麻疹は、食品・薬・植物・虫刺されや動物の毛など、アレルギーの元となる原因物質が、体に入ってきた際に体を守る抗体が反応することで、蕁麻疹のきっかけとなるヒスタミンが皮膚の真皮にあるマスト細胞から分泌されて起こります。アレルギーの原因物質が体の中に入ってから、15分から30分程度で症状が現れることが多くあります。

原因物質の特定には、医師の問診による症状の経過と、血液検査や皮膚に注射をする皮内テストなどを行います。

・非アレルギー性

非アレルギー性の蕁麻疹は、抗体が関わらない形で蕁麻疹が起こります。

寒暖差・摩擦・日光・汗や造影剤の注射などが原因となることがあり、抗体を介さないでヒスタミンが分泌されて蕁麻疹が起こります。

非アレルギー性の蕁麻疹は、食品でも起こることがあります。ヒスタミンの材料となる「ヒスチジン」というアミノ酸が多く含まれている食品(カジキ・サバ・イワシといった赤身魚など)で適切に保存できていないなど、鮮度が落ちることでヒスタミンをつくる菌が増殖し、その結果食品中のヒスタミンが増えます。増殖したヒスタミンが含まれた食品を食べることで、大量のヒスタミンが一度に体に入り、蕁麻疹が起こります。なお、ヒスタミンは熱に強いため、加熱処理しても分解されません。

非アレルギー性の蕁麻疹は、造影剤などの薬剤が原因となっているものなど一部をのぞいて、原因がわからないことも多くあります。また、ストレスや疲労、感染症などが悪化の要因となることがあります。

 

 

次は治療についてお話していきます。

2021年4月16日

春花粉症について②

春は新しい環境に置かれ、精神的にとても疲弊してしまうシーズンです。

また、5月は五月病という言葉があるとおり、GW明けに一気に疲れが出てしまう時期です。
ストレスがかかると免疫力が下がったり、ホルモンバランスが乱れる原因になります。

疲労は自律神経を過敏にし、アレルギー反応を起こしやすくします。

そのため、普段はなんでもない事で体調を崩したり、突然、春の花粉で花粉症を発症してしまうこともあります。

去年までは春の季節に何ともなかったのにくしゃみや水っぽい鼻水、鼻づまり、目の痒みの症状がある場合はアレルギー検査がおすすめです。

予約等は必要なく、受付または受診時にお伝えいただければその日に検査することが可能です。検査項目はオーダーシートの中から最大で13項目お選びいただくことができ、何が原因か分からない場合にはアレルギー頻度の高い項目をまとめたセットもあります。

詳しくはお気軽にご相談下さいませ。

花粉症イラスト

2021年4月2日

春花粉症について①

3月も中旬となり花粉症の症状が出てきている方も多いと思います。

春の花粉症の原因の約7割はスギです。

スギ林は日本の国土の約12%を占めているため花粉の飛散量も多く、日本においてスギ花粉症の患者が多い原因の一つとなっています。スギの木がほとんど生えていない北海道と沖縄は花粉症の患者が少なくなっています。

スギ花粉は2月から飛散量が多くなり、飛散ピークは4月まで及びます。飛散ピークが過ぎても5月あたりまでは十分な量の花粉が飛散しており、人によっては夏前まで花粉症の症状が続く方もいます。

スギ花粉の次に飛散量が多いのがヒノキ花粉です。ヒノキ花粉も同様に、北海道と沖縄を除く日本全土で飛散しています。

ヒノキ花粉はスギ花粉より少し遅れて、3月から飛散量が一気に増えます。飛散ピークは4月頃までですが、スギ同様に5月まで十分な量の花粉が飛んでいるため注意が必要です。

またスギ花粉症と合わせてヒノキ花粉症を合併する方も多く、花粉症の症状が重症化する可能性が高くなるため、薬を飲むなどの対処が重要となります。

《 花粉症 主な春の原因植物 》
花粉症の原因植物 時期と地域
カバノキ /コナラ 4~5月 全国
シラカバ 4~6月 関東以北
スギ 2~5月 北海道を除く全国(九州・四国2月上旬~/関東2月下旬~/東北地方3月~)
ハンノキ 1~5月 全国(本州1月~/北海道3月上旬~5月上旬)
ヒノキ 3~5月 関東以南
2021年3月19日

診療時間・アクセス

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