とびひ③

〇治療方法〇

ごく軽い場合は抗菌薬の外用で済みますが、必要に応じて内服を併用します。

また炎症を抑える、患部を保護する目的で亜鉛華軟膏が処方されたり、

痒みが強いので、抗ヒスタミン薬の内服をし、かきむしらない様に、病変の広がるのを押さえてあげることもあります。

〇日常生活で気を付けること〇

患部をかいたりいじったりしない

とびひは、患部を触った手を介して症状が体のあちこちに広がることがあります。

患部に触らないように注意し、引っ掻かないよう爪を短めに切るようにしましょう。

清潔を保つ

原因となる細菌を減らすため、入浴して皮膚を清潔に保つことが大切です。

患部はこすらず、石けんをよく泡立て、泡でていねいに洗い、その後はシャワーでよく洗い流しましょう。

発熱などの全身症状がない限り、入浴し、泡だてたせっけんでやさしく丁寧に洗い流します。入浴後は、排液などが周囲に接触しないように、患部に軟膏を塗り、ガーゼなどの保護処置が必要です。

タオルや衣服は共有しない

タオルや衣類を介してとびひがうつることもあります。共用しないようにしましょう。

kid_job_girl_kangoshi

2018年8月6日

とびひ②

〇どんな症状?〇

水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)

皮膚にできた水ぶくれが、だんだん膿(うみ)をもつようになり、やがて破れると皮膚がめくれてただれてしまいます。かゆみがあり、そこを掻いた手で体の他の部分を触ると、症状が体のあちこちに広がってしまいます。

とびひの多くはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因です。

痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)

皮膚の一部に膿をもった水ぶくれができ、厚いかさぶたになります。炎症が強く、リンパ節がはれたり、発熱やのどの痛みを伴うこともあります。

主に化膿レンサ球菌が原因となりますが、黄色ブドウ球菌も同時に感染していることが多いです。

水疱性膿痂疹 痂皮性膿痂疹
原因細菌 黄色ブドウ球菌 化膿レンサ球菌
症状 水ぶくれ、かゆみなど かさぶた、リンパ節の腫れ、発熱、のどの痛みなど
できやすいところ 目・鼻・口のまわりから症状が出始めることが多く、やがて体のあちこちに広がる 全身にできる
かかりやすい季節 夏(暖房の普及で、冬でもみられる) 季節に関係なし
かかりやすい年齢 7歳未満の乳幼児 年齢に関係なし
2018年8月3日

とびひ①

とびひとは民間で言われる俗名で、皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。

細菌による皮膚の感染症です。ブドウ球菌溶血性レンサ球菌(溶レン菌と略します)などが原因菌です。

接触によってうつって、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がるから、たとえて“とびひ”と言います。

あせも虫刺され湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染をしてとびひになります。また、鼻孔の入り口には様々な細菌が常在しているため、幼児・小児で鼻を触るくせがあると、鼻の周囲からとびひが始まったり、その手であせもや虫刺されなどをひっかくことでとびひになってしまいます。

atopy

〇原因〇

とびひは、虫さされやあせもを掻いたり、小さなケガでできた皮膚の傷に細菌が入り込み、感染することで発症します。

とびひの原因となる細菌は、主に次の2つです。

黄色ブドウ球菌

健康な人の皮膚の表面や鼻の中にいる常在菌です。傷口などから皮膚に入り込み、増殖するときに出す毒素がとびひ発症の原因になります。とびひの多くは、この細菌が原因です

化膿レンサ球菌

健康な人の鼻の中やのどにいる常在菌です。傷口などから皮膚に入り込むと、とびひ発症の原因になります。

※A群β溶血性レンサ球菌(溶レン菌)とも呼ばれます

2018年7月30日

口唇ヘルペスについて②

前回は口唇ヘルペスの主な症状や感染経路についてお伝えさせていただきましたが、今回は主な治療方法についてご紹介いたします。

 

●主な治療法

口唇ヘルペスの主な治療法としてはヘルペスウィルスの増殖を防ぐために、抗ウィルス薬を用います。飲み薬が一般的ですが、症状によっては外用薬が処方される場合もあります。

個人差はありますが、発症から完治までの基本的な期間は約2週間です。

 

 

●再発に注意

口唇ヘルペスにおいて注意しなければならないのが再発です。単純ヘルペスウィルスは一度感染すると症状がなくなった後も神経節細胞に潜み、風邪をひいたり疲れが溜まる等、身体の免疫が低下した時に再び暴れだすことがあります。一度回復した口唇ヘルペスが一年以内に再発する確率は、およそ80%と言われています。日常生活の改善などで再発を防ぐことができます。

 

 

早めの治療開始が大切ですので、気になる症状がある方は一度ご来院ください。

 

herupesu2

口唇ヘルペスについて①

口周りの水ぶくれやピリピリとした違和感…。もしかしたら口唇ヘルペスかもしれません。

今回は口唇ヘルペスについてご説明いたします。

 

●どんな病気?

口唇ヘルペスは、「単純ヘルペスウイルス」を原因とした、水ぶくれをはじめとした症状が唇周辺に現れる病気です。発症から回復までは、以下のような段階を踏みます。

 

経過時間 症状
発症 ピリピリとした違和感や痒みを感じます。
半日程度 発疹が現れ、赤い腫れを伴います。
1~3日後 痛みを伴う水ぶくれに変化。
5日目以降 水ぶくれがかさぶたになり、やがて症状は治まっていきます。

 

主な感染経路としては、すでに単純ヘルペスウィルスに感染している人との接触によって口周辺の小さな傷から体内に侵入し発症します。直接口と口が接触するキス等の他、タオルなど日用品の共用物でも感染することがあります。

 

次回は単純ヘルペスの主な治療方法等についてご紹介いたします。

 

bba12ea4d0c8ce6156929e6400c87de0_m

 

2018年7月27日

水いぼについて③

〇治療法〇

当院ではピンセットで摘除しております。チクッとした痛みがあるためご希望に合わせて痛みを和らげる麻酔のテープ(ペンレステープ)をご用意しています。摘除の60分前に貼付することで効果が発揮されます。初診の方は医師の診察後、予約のご案内をさせて頂きます。

水いぼの予防法〇

スイミングスクールへ通っていたり幼稚園や保育園などでプールに入るお子さまは肌と肌が触れやすい環境のため入浴やタオルを別にし、直接肌と肌を接触させないように注意しましょう。また、消毒のための塩素は皮膚が乾燥しバリア機能を低下してしまうことがあります。プール後は保湿をしっかりおこないましょう。

 

 s_penles_pcf

2018年7月20日

水いぼについて②

今回も前回に引き続き水いぼについてご説明します。

 

〇見た目〇

水っぽい光沢のある、真珠のような白からピンク色の湿疹。直径は2~5mm程度です。

 

〇感染経路〇

水いぼに触ることで起きる「接触感染」です。水いぼにはたくさんのウイルスが含まれているため、直接触らなくても、タオルや衣服などを介してうつったり、患部を触った手で触れたものを介して周りに広がったりします。スイミングスクールでもらってくることもありますが、プールの水と言うよりはビート板などの皮膚に触る物を介して感染します。

 

〇プールに入ることの可否〇

プールについては日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会が発表している見解を掲示します。

 伝染性軟属腫(みずいぼ)

プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会 平成27年5月

学会ではプールに入ることは問題ないとしていますが、お子さまの通っている施設ごとでそれぞれ条件が定まっていると思います。各施設の規則に従って水いぼ治療を進めていくことを推奨します。

次回は水いぼの治療についてご説明します。

 

2018年7月13日

水いぼについて①

梅雨が明けたら夏本番!お子さまをもつご家庭ではプール開きなども話題にあがるころだと思います。

保育園や幼稚園によっては水いぼがあるとプールに入れない施設も多いでしょう。

今週は水いぼについてご説明します。

 

〇水いぼとは〇

正式名称は「伝染性軟属腫」といいます。伝染性軟属腫ウイルスによる小さなイボで、免疫力の弱い幼児~小学校低学年の子どもに多く発症します。

水いぼはどこにでもでき、顔や体、手足まで広がってきます。自然治癒には半年~2年ほどかかる場合もあります。痛み・かゆみといった自覚症状は少ないですが、患部を掻きこわすと手指にウイルスが付着し、その手指が触れたほかの部位へと感染が広がっていきます。

アトピー性皮膚炎・乾燥肌・アレルギー体質のお子さまは、水いぼになりやすい傾向があります。

いったん感染すると湿疹を掻くのと一緒に掻いてしまって、全身に無数に増えて広がりやすくなります。また、ステロイドを塗ると水いぼが増加しますので、アトピー性皮膚炎の治療が適切にできなくなってしまうというデメリットもあります。(日本小児皮膚科学会より抜粋)

 

次回は感染経路やプールに入ることの可否についてご説明します。

thULC8B2WY

 

 

 

2018年7月9日

白癬について④

白癬については今回が最終回になります!

〇日常生活で気をつけたいこと〇

・お風呂で身体を優しく綺麗に洗い乾燥させましょう。

・靴下は毎日変えましょう。

・菌は湿った環境で増殖するため、長時間靴を履き続けることは避け通気性の良いものを選びましょう。

・家族にうつさないためにタオルや足ふきマット、スリッパからの共有は避けましょう
白癬菌はうつるご病気です。
ご自身やご家族のためにも、少しでも気になるご症状がございましたらお早めにご受診ください♪

family_danran_big

2018年7月6日

白癬について③

☆治療法について☆

〇足白癬〇

足白癬の治療は、基本的には塗り薬(抗真菌薬)の治療になります。

塗り薬の使い方にはポイントがあります。

塗り方のポイントを覚えてしっかり治療していきましょう。

・1日1回、お風呂上がりに塗りましょう。

・両足の裏を中心に広くすき間なく塗り、足の指の間背面爪まわり足の側面、アキレス腱の周囲まで塗るのが理想的です。

・症状がなくても両足に塗りましょう。

・皮剥けがなくなってからも、1~2か月は塗り続けましょう。

 

〇爪白癬〇

爪白癬は内服(経口抗真菌剤)塗り薬(抗真菌薬)の2種類の治療方法があります。
・内服の場合は、月に1度採血をしながらの慎重投与となります。

・塗り薬の場合は、1日1回お風呂上りに爪全体に塗りましょう。

・爪白癬の場合は治療に時間がかかります。根気強く治療しましょう。

・内服と塗り薬の併用は過剰投与となるため、医師と相談しながら、どちらかを選択し治療を開始していきます。
爪白癬の治療は、完治するには爪が生え変わるまでの時間がかかります。
爪が完全に生え変わるには、手の爪で約半年足の爪で約1年かかると言われていますが年齢やどの爪かによって爪の伸びる速さが異なるので根気強く治療を続ける必要があります!

※足白癬は家族で感染しやすい為、ご家族も一緒に治療しましょう。

※水虫の治療は自己判断でやめず、医師の指示を守って治療を継続することが大切です。

kid_job_girl_kangoshi

次回は日常生活で気を付けることをご紹介していきたいと思います♪

2018年7月2日

診療時間・アクセス

〒154-0017
東京都世田谷区世田谷4-9-7 MIYABI 1階
東急世田谷線「世田谷駅」徒歩0分

診療のお問い合わせは03-5450-3511。
診療時間・アクセス
診療時間
診療時間
09:30~12:30 診療 診療 診療 診療 診療 診療 診療
15:00~18:30 診療 診療 診療 診療 診療    

※受付は診療開始時刻の15分前より開始いたします。
※祝日休診

ページのTOPへ移動します。